2009/04/15 (Wed) 臙脂色の古書 持ち主：クドラク

ある仕事の帰路の途中、ふと思い立ち　地図を片手に『別荘探し』に行って来た。
昔こそ華やかであった城。
今では荒廃しきって、魔物の巣食う場となってしまった城・・・


＿＿＿トレジャーハンターや盗賊の類の間では【荒れ果てた古城】と呼ばれる其処。


何かの植物の蔦に覆われた外壁、首の捥げた門番の石像・・・
挙句、煉瓦は剥がれ落ちて。
でも、俺にとっては好都合な城だった。・・・・・立地場所も、外装も。

しかし、住むには中の状況も見ておく必要がある。
＿＿＿案の定、城内には魔物ばかり。
別にそれは問題ないが、家畜の数が多いのは困り物だ。
あまり騒がしくては・・・・・・ねぇ。

無限に湧き出るそれが少々行く手を阻むものだから、思わず撃ち殺してしまったよ。
おまけに城内を少し　破損してしまった。


それはまあいいとして
どうやら先客が居たらしい。奥の闇から、『何か』の音が響く、響く＿＿＿。
でも『何か』は　聞き覚えのある音であって。


そして凄い勢いで突如として現れたのは、・・・・・先日の彼。
刀を片手に登場するなり、自己紹介をしてきた。　そういえば、前はそんな時間すらなかったから。
・・・相変わらずの笑みの彼は『宴月』と名乗る。
奇縁。そう思ってなのか、彼の押し殺した笑いが漏れた。　つられて笑ってしまった・・・・

俺は絶望しているはずなのに、何故だろう？
彼の妙な雰囲気だろうか？・・・どちらにせよ、何かふと、変わってしまった気がした。
それでも、悪い気がしないのは・・・？　未だ、謎のこれは・・・。


・・・・・・。気に掛かることは沢山あったが、宴月と話すことにした。
『別荘探し』をしに来た、と告げれば　こちらも、彼の目的を推測して言ってみたら、
案の定、そうであった。＿『腕試し』。
まだあまり話もしていないが、彼らしいと思った。


＿＿そこまで聞いて、ふと時間が来た。・・・・積もる話もあったが、また次回にとした。
今度はもっとまともな場所で、と。



きっとこの奇縁で、また見えることになるだろうか。
＿＿＿それを思うと、懐かしい気持ちになる＿＿＿＿



（お相手：宴月ＰＬ様）
またまたお見かけしたので、お話させていただきましたｖ
楽しいお時間をどうもでした**
また是非！お会いしたいですｖ