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ココではPBC、そしてオリジナルを置いています*^^*お気軽にどうぞ。時折、落書きや設定イラストも載せようと思います。 不定期更新ですが、頑張りますー リンク・相互・コメント等、貰えるととっても喜びます**
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2010/02/14 (Sun)                  臙脂色の古書 持ち主:クドラク

少々前の話になるが―――――。


某日の夜、人の居ない場所に行こうと思い立って、
それからあてもなく歩いて行けば、辿り着いたのは《墓場》だった。
まぁ、俺みたいな者に相応しい所だよ。

しかし、どうも其処は随分昔の墓地だったらしい。手入れがされた様子も、
誰かが見舞いに来た様子もない。
供えてある花は勿論、ほとんどが枯れていて――むしろ、原型はほとんどない。
一番新しいと思われる花も 既に茶褐色で萎れていて、何の花だか分かりもしない状態。
―――荒れ墓場。 そう思っていたが、
歩みを進めて行けば、人の出入りした形跡が残る、墓達があった。

そんな墓を見ていると、ふと、一つ 懐かしい墓を見つけた。
黒い土が被っていて、花も供えられていない 白い墓。
その墓に刻んであったのは―――
―――・・・元・俺の母親の名前だった。


行方も知れず、一生見つからない・・・いや、見つけようとも思わなかった墓が
其処にあった。思わず、立ち止まってしまうが――

そんな所に、一人の女性が現れた。
気配は人らしいが、どうにも人間らしさがない気配の女性。
話を聞けば、どうやら彼女は最も《死に近い》のだとか。
霊とも話せることができるらしい女性は、俺の・・・・自分でもよく分からない話に
付き合ってくれた。

縁、というものは、死別くらいでは簡単に切り離せないもの―――。
・・・何やら色々と、教えられたような気がする。
死に触れない者だから知らないこと、知っていること。
死をしっているからこそ解ること、分からないこと・・・・・。


あの日は、何とも不思議な日だった。
闇も深く、月もおぼろげで・・・・・・・
あれは―――夢だったのかもしれないな。



(お相手:ドリスPL様)
長いお時間、お相手いただき
ありがとうございました!
とても冷静であり、素敵な方でした^^*
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