2009/05/31 (Sun) 臙脂色の古書 持ち主：クドラク

相も変わらず、別荘探しの日々を送っている訳だが、
・・・・未だ、気に入る物件が見つからない・・・・。
別に別荘だなんて本当はどうでもいい事。・・・・いや、今の屋敷は何とも騒がしいから、必要な事か。


そう思えば、さっさと探してしまおうと。
昨日は業者に案内を取り付けておいた。と言っても、まともな輩じゃない。
まぁ、俺が普通の者に好みを言ったりしたら・・・とてもじゃないが、物件探しになんてならない。
むしろ街のハンターが狩りに来るだけの話。

待ち合わせた時間よりも、早く着きそうで、俺は小路の方を通ることにした。
そうすれば、ふと目に入った看板。《闘技場》の文字。
其の建物から吹きぬけてきた風。＿＿＿そう、扉は開かれていた。
しかも何やら音が聞こえる。何かが闘っている、その微かな音＿＿＿。
時間は余っていたから、興味半分　その闘いを覗いていこうと思い、其方に行った。

闘い自体には興味はないが、二つの気配が一つになった時、
それはどちらかの敗北＿＿＿死を意味するもの。そして、強者の存在を示す。
その強者を一目見ておこうと思った。


だが、道を間違えたみたいで。
俺が辿り着いたのは、観客席ではない＿＿＿闘技場そのものだった。
・・しかも其処に居たのが、あの男『宴月』と、敗者であろうキメラの屍。

今回で、会うのが３回目程になるが、・・・どうも今回も奇縁が働いたらしい。
舞台に立てば、どんな者であろうが、闘い合う。其れが今回の此処・・・・・・・。
そして　今回ばかりは闘うことになった。勿論、手合わせ程度ではあるが。
俺も彼の強さを、この目で見ておく必要がある。強いのは気配で分かるが、どれ程のものか。

少々話を交えながら、試合は始まる＿＿＿＿屍をそのままに。
彼はとても俊敏・・・素早かった。一瞬にして、俺との間合いが詰められて、驚く。
その後の斬りもまた速く・・・・。
俺の身体が軽くなりすぎていたことに初めて感謝したさ。それがあって、避けれたものだから。
ただ、身体は切れさえしなかったが、やはり燕尾服の一部が切り落とされた。まともに喰らおうなら、余裕で片腕を失う所・・・・・＿＿。
此方も応戦。聖銃で動きを封じようと足元を狙ったが・・・
さすがは彼。あまり怯まず　妙な飛び道具を放ってきた。刀同様、何故こうにも切れ味が良いのか・・。
聖銃についた十字架に傷を負わせるほど。其れがどれ程、すごいことか。



そんな最中、時間が刻々と迫っていたので、俺は行くことにした。
＿＿＿それにしても、久しい顔が見れて、何処か安心したり。会う場所が難ありだがね。
次くらいは、落ち着いて話せればいいものだ＿＿＿。



（お相手：宴月PL様）
またお会いできて嬉しく思います*
こんな奴に長々と付き合ってくださり、ありがとうございました！
今度は何処で見えるでしょう？遭遇したら、是非お話してやってくださると嬉しく！←
とにかく素敵様とお話できて光栄なのです＾＾*