2009/07/20 (Mon) 丁寧に綴られた冊子 持ち主：帝

最近はまた見張りが手薄になってな、
つい先日も抜け出して街に出て行ったわ。

いや、抜け出す時間が遅くってな。それもあるんだが・・・・。


そうすりゃ、川にかかる紅い橋に行ってみた。
その日は何か曇ってて、いつもの月も霞んでたってわけだ。
でもな、橋から川を眺めてると、急にぶわーっと風が吹き抜けた。俗に言う、突風だな。
あんまりにも強いから　一瞬目を覆ったんだが・・・
その後にまた川を見れば　真っ赤な月が映ってて・・・。見上げた空にも浮かんでて。


って、ずっと見てりゃ、誰かの声がしたんだ。
遠くから、女の声。
少しすれば姿を見せたその者。何かこう、独特な服装で・・・・
そう、赤く長い髪が印象的だったな！あと、気さくな雰囲気！強そうな感じな！

その者は酒を買いに来たようだったが、時間が時間で　閉まってたらしい。
それで散歩をしていたところを、我と会ったんだな。
我が月見だと言えば、天候の話を少しして。

優しい者だったなぁ・・・・
妖が出るということを教えてくれたし、我の身を案じもしてくれた。
ああやって、身分は関係なく　出会った者のことを心配してくれる者もいるのだな。
この世もまだ　棄てたものじゃない。
・・・・・改めてそう思わせてくれたな。


時間が来たらしく帰って行ったが・・・。
また会えるだろうか、な？まぁ、会えるだろう。
我がまた話をしたいと、思っているからな！


そういえば、あの月。とても紅くて・・・・・まるで・・・・
燃えているようだった・・・。
見ていれば吸い込まれそうで、　怖い。
何か嫌な予感がするのだが・・・・　民になにかなければいいが＿＿＿。



（お相手：庵里丸PL様）
綺麗で素敵なPC様！お話できて光栄でした*
帝は興味があるようで・・・！（迷惑）
できればまた是非、お会いしたいです＾＾*
お相手ありがとうございました！！